山本二三百景 画集

山本二三の40年以上に渡る画業の中で、彼が最も思い入れのある背景画や、
技術が最高潮にある今の彼が時間をかけて納得するまで描いた日本各地の原風景などを100点収録した愛蔵本。
彼の色彩を忠実に再現するために、最高品質の印刷技術を施した絵画は、部屋に飾って眺めたい存在となります。
本画集は、世界に一つしかない究極の愛蔵版ともなります。
巻末には、本画集に収録する全ての絵画解説を収録。美術的な視点からの絵画解説はもちろん、
彼がどのような思いで作品を描いたのかなど、山本二三流の作品創造の裏側まで伝わる内容となっております。
また、インタビュー頁『山本二三物語』では、彼の知られざるターニングポイントや、
今の彼を作り上げたヒト・モノ・コト、そしてこれからの彼が伝えていきたいことなど知られざる
山本二三の素顔に迫ります。

彼の絵画は、入念な取材、綿密なスケッチ、豊かな色彩感覚、そしてその繊細な表現から生み出される写実的な描写から、“リアル"を追求したものと思われがちですが、それだけではありません。彼の心と身体を通して描かれた絵画は、光や感触、空気感などと強く結びつき、“記憶の中の風景の美しさ"を表現します。それは、現実と全く同じというわけではないけれど、不思議な美しさと懐かしさを兼ね備えています。そのリアリティは、きっとあなたの心の中にある大切な“原風景"とも結びつきます。